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マルチカラー対応 55°ワイドフィールドレンズ
スペクトラリスに装着するマルチカラーに対応した55°の画角を持つ広角レンズです。
- 使用場所
- 検査室(暗室)
- メーカー別
- ハイデルベルグ エンジニアリング
製品特徴
55°ワイドフィールドレンズの特徴
標準の30°対物レンズの代わりに、55°ワイドフィールドレンズを使用して広角の画像を撮影することができます。スキャンサイズは25°×25°、35°×35°、∅55°です。
スペクトラリスはどちらのレンズが取り付けられていているかを自動的に検知し、タッチパネルにはそれぞれ15°・20°・30°(標準30°対物レンズ)、あるいは25°・35°・55°(55°ワイドフィールドレンズ)のスキャンサイズが表示されます。
マルチカラー対応55°ワイドフィールドレンズの特徴
このレンズを使用することにより、55°ワイドフィールド・マルチカラー画像を撮影することが出来ます。
一般的な眼底カメラよりも広角なカラー眼底画像の撮影が可能になり、眼底周辺の見落としがちであった病変も一度の撮影で捉える事ができるようになりました。
55°ワイドフィールド・マルチカラー画像の撮影には、v6.3以上のHEYEXソフトウェアが対応します。
マルチカラーの原理と特徴
一般的な眼底カメラは様々な波長を持つ白色光を使用して、網膜以外からの散乱光も全て画像として写り込むため全体としてぼやけた画像となってしまいます。それに対して、スペクトラリスはコンフォーカルSLO 技術を使用しているため、散乱光や焦点面以外の光の影響を受けにくく、焦点面における高コントラスト、高画質画像を取り込むことができます。この撮影原理に加えて、マルチカラーは波長の異なる3 つのレーザーを使用しており、波長毎に網膜への深達度が異なります。そのため、短い波長(488nm)は表層を、中間波長(518nm)は網膜の血管層を、長い波長(815nm)は網膜色素上皮(RPE)を中心とする深層部と層別にスキャンが行われます。その結果、層別の情報を持った画像として取り込まれ、それらを合成したものがマルチカラー眼底像です。